ご存知ですか?「耐震基準適合証明書」のメリット-その1-
平成30年12月14日(金)
耐震診断、補強に関するコラムをお届けします。
今回は耐震基準適合証明書を取り上げます。
質問「耐震基準適合証明書って何?」
回答「対象住宅が“現行の耐震基準に
適合していること”を証明する書類です」
耐震基準適合証明書は、建物が現行の耐震基準を満たしていることを
建築士が証明する書類です。耐震診断(一般診断方など)を行い、
上部構造評点1.0以上であれば発行が可能です。
1.0を満たしていない場合は耐震補強工事が必要となります。
証明書のひな形は国土交通省のホームページに公開されています。
※リンク:国土交通省 住宅ローン減税の書類
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000017.html
質問「耐震基準適合証明書があると何かお得なの?」
回答「築20年以上の中古住宅でも
証明書を取得すると、
新築住宅相当の住宅ローン減税が受けられてお得です!」
中古住宅の場合、買主が住宅ローン減税を利用できるのは、
非耐火構造で築20年未満(耐火構造は25年未満)の建物に限られます。
しかし、築20年を超えても「耐震基準適合証明書」があれば、住宅ローン減税が適用されます。
そのため、中古住宅の購入を検討している方にとっては大変メリットの大きい証明書となります。
次回以降は発行の方法や注意事項などを掲載する予定です。