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木造住宅の耐震補強、DIYでできる?プロに頼むべき理由|エイム株式会社

木造住宅の耐震補強、DIYでできる?プロに頼むべき理由

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木造住宅の耐震補強、DIYでできる?プロに頼むべき理由

1. 「耐震補強」の中にも、できる範囲とできない範囲がある

耐震補強の費用を少しでも抑えたいと考えたとき、「自分でできる部分はDIYで済ませたい」と思う方は少なくありません。結論からお伝えすると、耐震補強にはご自身でも対応できる「点検・簡易な対策」と、専門知識・資格が必要な「構造そのものの補強」があり、この線引きを誤ると、かえって住まいの安全性を損なう可能性があります。

2. DIYでもできる範囲の点検・対策とは

次のような内容であれば、ご自身で対応できる範囲といえます。

対応内容 できること
外観の目視点検 外壁や基礎のひび割れ、建具の建付けの変化など、異常のサインがないかの確認。
簡易な劣化対策 床下換気口の清掃、屋根裏の雨漏り跡の確認など、構造材の劣化要因を早期発見・軽減する手入れ。
室内の安全対策 家具の転倒防止金具の取り付けなど、建物の構造に関わらない範囲の対策。

これらはあくまで「早期発見」や「二次的な被害の軽減」につながる対策であり、住まいそのものの耐震性能を引き上げるものではない、という点は押さえておく必要があります。

3. なぜ構造の補強・金物の設置はプロに任せるべきなのか

一方、壁の耐力壁化や筋かい・面材の設置、ホールダウン金物の取り付けといった構造そのものに関わる補強工事は、専門家に依頼すべき領域です。理由は主に3つあります。

第一に、耐震補強は「どこにどれだけの耐力壁が必要か」を、建物全体のバランスを見ながら構造計算・耐震診断に基づいて設計する必要があるためです。感覚的に壁を補強しても、建物全体としての耐震性能(評点)が上がるとは限りません。第二に、金物の取り付け位置や施工精度が耐力に直結するため、わずかな施工不良が本来の性能を発揮できない原因になります。第三に、多くの自治体の補助金制度は、有資格者による診断・施工が要件となっており、DIYでは対象外となってしまいます。

4. DIYの耐震補強でありがちな失敗・リスク

特に注意したいのが、「補強したつもりで安心してしまう」というリスクです。構造用合板を部分的に自己判断で取り付けたり、市販の金物を見よう見まねで設置したりしても、建物全体としての耐震性能が正しく評価・向上されているとは限りません。それどころか、耐力壁の配置バランスが崩れることで、地震時に建物にねじれの力が加わりやすくなるなど、かえって被害を大きくしてしまう可能性も指摘されています。

5. まとめ:正しい優先順位で、プロと一緒に進める

耐震補強を検討する際は、「まず自分でできることから」ではなく、「まず専門家による耐震診断で現状を正しく把握すること」から始めるのが正しい優先順位です。診断結果をもとに、構造補強はプロに依頼しつつ、日常の点検やメンテナンスはご自身で継続する、という役割分担が、コストを抑えながら確実に安全性を高める近道になります。

6. 耐震補強のDIYに関する「よくある質問(FAQ)」

Q. 市販の補強金物を自分で取り付けるだけでも効果はありますか?

A. 金物単体の性能自体は確かなものであっても、建物全体のバランスを考慮せずに設置すると、期待通りの効果が得られない場合があります。効果を正しく発揮させるには、耐震診断に基づいた設計・施工が前提となります。

Q. プロに依頼すると、大掛かりな工事になって費用も高くなりますか?

A. 必ずしもそうとは限りません。天井や床を壊さずに施工できる補強キットなど、住みながら短工期・低コストで施工できる工法もあります。まずは耐震診断を受け、必要な補強範囲を明確にすることで、無駄のない計画が立てられます。


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