地震対策、何から始める?耐震・制震・家具固定を予算別に整理

1. 地震対策は「予算」で考えると選びやすい
地震対策と一言でいっても、数千円でできるものから数百万円規模の工事まで幅が広く、「結局何から手をつければいいのか」と迷ってしまう方が少なくありません。ここでは、予算の規模別に取り組みやすい対策を整理し、それぞれの役割を解説します。
2. 数千円〜数万円台:家具固定・室内対策
最も手軽に始められるのが、家具の転倒防止グッズや飛散防止フィルムなどの室内対策です。命を守るための即効性は高いものの、建物自体の倒壊を防ぐ効果はないため、あくまで「発災時のケガを防ぐ」対策として位置づけられます。
3. 数十万円台:接合部補強「かぞくまもる」
柱と基礎を外側から緊結する「かぞくまもる」のような接合部補強は、壁を壊す大掛かりな工事に比べて費用を抑えられる対策です。「ホゾ抜け」という倒壊の引き金を防ぐことに特化しており、本格的な耐震補強までは踏み切れないが、接合部の弱さが気になるという住宅に向いています。
4. 百万円台〜:本格的な耐震補強・制震ダンパー
耐震診断の結果、評点が低い住宅では、壁の補強や制震ダンパーの設置など、より本格的な対策が必要になる場合があります。費用は工事範囲によって変動しますが、天井や床を壊さない工法を選ぶことで、コストと工期を抑えながら評点を引き上げることも可能です。予算が限られる場合は、耐震診断の結果をもとに、倒壊リスクが特に高い箇所から優先的に補強するという進め方もできます。
5. まとめ:まずは診断で優先順位をつける
予算が限られる中で効果的に地震対策を進めるには、「どこから手をつけるべきか」を客観的に把握することが欠かせません。耐震診断を受けることで、ご自宅にとって本当に必要な対策が明確になり、限られた予算の中でも優先順位をつけた計画的な備えが可能になります。
6. 地震対策の予算に関する「よくある質問(FAQ)」
Q. 予算が少ない場合、何を優先すべきですか?
A. まずは家具固定など命を守る室内対策から始め、住まいそのものについては耐震診断を受けて現状を把握することをおすすめします。診断結果をもとに、倒壊リスクが高い箇所から優先的に対策することで、限られた予算でも効果的な備えができます。
Q. 耐震補強と接合部補強、両方必要ですか?
A. 理想的には両方の対策を組み合わせることで、より高い倒壊防止効果が期待できます。予算の都合で段階的に進める場合は、耐震診断の結果をもとに専門家に相談しながら計画を立てることをおすすめします。
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